稲とアガベ『寵深花風』、白雪『寛座』—AIビールと秋の酒最前線

伝統と革新が同居する、この秋注目の「日本の酒」

在来種×どぶろく技法が生む、白ワイン級の香り ― 稲とアガベ『寵深花風』

秋田・男鹿のクラフトサケ蔵「稲とアガベ」から、在来種の唐花草（からはなそう）と秋田伝承のどぶろく技法「花もと」を軸に醸す最上級作『寵深花風』が登場。原材料は米・米麹・唐花草のみ。グラスからはソーヴィニヨン・ブランを思わせるマスカットやライチのニュアンスが立ち上がる唯一無二の芳香（720ml・税込8,800円）。販売はGINZA SIX／酒販店／公式ECにて。稲とアガベ リリース／日本酩酊計画2025 概要／公式EC
補足：唐花草は日本に自生するホップの近縁種。古くから秋田の花もと製法のどぶろくに用いられ、麹の酵素との相互作用でハーブや柑橘を思わせる清々しいアロマが引き出されます。

475年の古文書×20年熟成×バカラの器 ― 小西酒造『白雪 寛座』

伊丹の老舗・小西酒造が創業475年を機に、古酒文化の真価を提示する記念セット『白雪 寛座（かんざ）』を限定200組で発売。ホッグスヘッド／フレンチオーク／ミズナラ樽の個性をアッサンブラージュした「熟成古酒」と、古酒と若酒をブレンドした「大吟醸」を、バカラ特製デカンタとともに収めた特別仕様（各500ml、希望小売価格 税込1,210,000円）。「時を味わう」日本酒の奥行きを、香りと旨みの層で実感できます。プレスリリース／公式特設サイト
ポイント：日本酒でも熟成・ブレンド（アッサンブラージュ）は本来の技法。専用デカンタでのデカンタージュにより、香りがさらに開きます。

AIが発酵温度を設計、品質を保ったまま28％短縮 ― CRAFT BANK×横河電機

京都・福知山のCRAFT BANKが看板ビール「BANK IPA」の発酵工程で、横河電機の自律制御AI（強化学習FKDPP）による温度設定計画を検証。AI提案のプロファイルに基づき手動制御した結果、香りを含む品質を維持しつつ、発酵時間を336時間→240時間へと28％短縮に成功。職人の官能評価とAIのシミュレーションが補完し合う、新しいクラフト醸造の姿です。詳細

和歌山・あら川の桃を贅沢に使う蜂蜜酒 ― KURAND『桃泉花 -tousenka-』

蜂蜜のミードにブランド桃「川中島白桃」を合わせたリキュール。桃の柔らかな甘い香りに、発酵由来の軽やかな酸が輪郭を与える、とろりとしたテクスチャー。抽選販売は9/26（金）17:00～10/10（金）13:00、発送は11月中旬より順次（500ml・Alc.8%・税込6,990円）。リリース／特設ページ

東京からサクッと行ける、“秋の外飲み”＆推し活5選

南町田とたまプラーザで「ソトビール」 ― BEER CAMP 2025（入場無料）

東急×アサヒビールが贈る屋外ビアイベント。
・グランベリーパーク（南町田）：10/11（土）～13（月・祝）12:00–20:00（シアタープラザ）
・たまプラーザ テラス：10/25（土）・26（日）12:00–20:00（ゲートプラザ1F）
アサヒスーパードライ樽生545mlは税込700円。ほかマルエフ、ペローニ、クリスタル等に、チーズホットクや佐賀牛餃子など外飲み向けフード、実力派DJのライブも。リリース／公式

高輪ゲートウェイで“熊本のうまかもん” ― 秋の熊本 うまかもんフェス

TAKANAWA GATEWAY CITYのGateway Parkで、熊本グルメ・地酒・ビールが集結。
・10/17（金）15:00–20:00／10/18（土）11:00–20:00（L.O.19:30）
白岳KAORU／白岳しろを用いたドリンク、高橋酒造のガチャ体験、桂花ラーメン、馬肉加工品、サッポロ生の提供ほか全9ブース。リリース

都内各店で“時間無制限 ¥1,380～” ― 日本酒原価酒蔵（10月限定）

「日本酒原価酒蔵」全店と「個室居酒屋 天日」で、10/1（水）～10/31（金）限定の時間無制限飲み放題を実施。日～木は税込¥1,380、金土・祝前は¥1,930（店舗により運用差あり）。日本酒20種、＋税込¥550のプレミアムで鍋島、寫楽、作、仙禽、黒龍なども対象。各店30名限定、アプリクーポン提示必須。予約推奨。リリース／店舗一覧

夜景と推し色で乾杯 ― 新横浜プリンスホテル「絶景トワイライトプラン」

地上約150mのバーラウンジ（42F）で、赤・青・黄・緑・紫の推し色メニューと推し色カクテルをフリーフローで。
・期間：10/5（日）～11/30（日）の日～木限定／120分制
・料金：アルコール￥8,500、ノンアル￥7,500（別途サービス料13％）／前日17:00まで予約制。詳細

予約開始：ロスチャイルドの泡と赤を楽しむ一夜 ― シェラトン都ホテル東京

白金台「カフェ カリフォルニア」で、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドのシャンパーニュやボルドー系赤とモダンフレンチのペアリング。
・開催：11/26（水）18:30～（受付18:00）／1名￥16,000（会員割引あり）
・予約：10/1（水）より電話・Web受付。詳細

この秋、白ワイン派に。ピノ・グリージョDOCデッレ・ヴェネツィエを知る

スタイルと味わいの鍵

イタリア北東「デッレ・ヴェネツィエ」DOCのピノ・グリージョは、ライムやレモン、洋ナシ、ホワイトネクタリン、リンゴの果実味に、産地由来のミネラル感が調和する辛口白。ステンレス発酵主体のフレッシュな造りが多く、ほのかな蜂蜜やスイカズラ、ビターアーモンドのニュアンスが余韻を整えます。アペリティフはもちろん、前菜、鶏肉や仔牛、バターを利かせた穏やかなコクの料理と好相性。公式サイト（英伊）／在日イタリア商工会議所 特設（日本語）

東京で楽しむペアリングのコツ

家飲みなら、白身魚のカルパッチョ、フリット・ミスト、塩レモン系のチキンソテー、ポレンタ＋バターなど、都内デリで整えやすい料理が好相性。辛口で透明感のある味わいは、秋のきのこや根菜の前菜とも好バランス。国内でもPRが進み、レストランのグラスでも出合う機会が増えています。PRリリース

※飲み過ぎにはご注意ください。法令により未成年者の飲酒は固く禁じられています。